パソコンやテレビなどの端末をインターネットにつなぐ場合には、ルーターと機器の間をlanケーブルで接続します。ルーター・スイッチングハブと端末を接続する場合にはストレートケーブルと呼ばれる種類のケーブルを使用する必要があります。lanケーブルには8本の導線があり、それぞれの導線には①～⑧までの番号が振られています。各導線の接続方法によってストレートとクロスの2種類のケーブルが存在します。
ストレートケーブルとは、①～⑧の各番号の導線が同じ番号に接続されています。例えば片方の①はもう片方の①につながっていますが、クロスケーブルの方は、①～③と⑥の線が別の番号の端子に接続されています。ルーター・スイッチングハブとパソコンなどの機器を接続する場合には、ストレートケーブルを使用する必要があります。そのため、一般的に販売されているlanケーブルはストレートケーブルがほとんどです。
ただし、パソコン同士を直接接続してデータの送受信を行う場合にはクロスケーブルを使用する必要があります。古いスイッチングハブを利用してインターネットに接続する場合にはクロス・ストレートを使い分ける必要がありました。これに対して現在販売されているルーターやスイッチングハブはlanケーブルのタイプを自動判別して内部で切り替える機能が付いています。そのため新しい機器であれば、ストレートケーブルを使用すべき場所にクロスケーブルを接続したとしても問題なく通信することができます。