毎日当たり前のように機能しているネットワーク環境で、ある日突然つながらなくなるという現象はいつ起こってもおかしくありません。接続しているネットワーク機器や核となるサーバーパソコンの障害など、企業や家庭でもいつ起こりえるとも限らないトラブルです。ネットワークトラブルは様々な角度からの切り分けが必要です。接続されている機器や製品を調査して、障害がどの部分であるかを判明させることが大事になります。
電子機器は大体3年を超える頃になると、故障のリスクが日増しに高くなっていきます。使っている期間が長くなるほどトラブルの中心になることも多いですが、ネットワーク接続の不具合で最も多くあげられる原因がケーブル類の障害です。lanケーブルにも使用限度があり、使っている環境にもよります。天井裏やOAフロアの中であれば床上のように踏みつけたり何かの下敷きになるようなこともないため、折れ曲がったりつぶれたりして断線する可能性は低くなります。
lanケーブルを使用する際に気を付けることは、紫外線を避けることや浸水や結露などによる影響から遠ざけることが必要です。lanケーブルは長期間連続使用しても発熱することはないので、安全な場所であってもモールなどを利用してケーブルを保護することが大事になります。ケーブル本体だけでなくコネクターはさらに破損しやすい部分なので、必要以上に抜き差しすることを避け、機器に接続する場合も角度などに気をつけて接続することが大切です。